2017-10

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「ひとりぼっちのオルゴール」について

前作「エア」から1月経たずに出せました、年内はこれが最後になるのかな。



空斗さんのイラスト「そう遠くない未来で」に曲をつける、という形での制作でした。
うん、いい曲になった。

今回は珍しく、歌詞にある程度具体的なストーリーや設定を用意しています。
それをすべて僕自身が説明してしまうのはあまりにも野暮だろう、とは思うのですが。
制作上の縛りで、意図したものがどれだけ伝わったのか疑問にも思います。
せっかくのアレコレも、かけらも伝わらないのであればそれはさみしい。
なので、あくまで僕個人の解釈、ということで解説を書いてみます。
聴いたうえでの解釈は聴いた人の数だけあって良いと思いますし、僕も自分の解釈を唯一の正解等というつもりは全くありません。
ただ、僕はこんなこと考えながら作ってみたよ、っていう話。
読めばあなたの中の物語と相容れない部分があるかもしれません。
それを面白いと思う方もいれば、面白く思わない方もいるでしょう。
これらを踏まえた上で、構わない、それでも興味があるって方だけ読んでみてください。
解説は歌詞の下に載せます。


「ひとりぼっちのオルゴール」

遠い遠い歌を奏でる
古いヒトの機械
歌を忘れていた人たちに
愛を届けに来た

ある日は優しい子守唄で
みんな手の武器を放した
憎み合ってばかりの彼らが見た
初めての大あくび

またあるときはへたくそな歌
おかしな曲にいびつな音
それでも機械はたからかに歌う
亡き主の歌

遠い遠い未来のヒト
僕の声は届かないけれど
この小さな機械(女の子)が歌を届けに行くよ


ある日は愛しい人を想う歌
はにかんで歌う
主が愛しい人にあてた歌
機械は主に歌う

その姿見て人々は知る
人を愛する温かさと
機械にも心があったこと
機械でも泣くことを

遠い遠い未来のヒト
僕はそこで生きてないけれど
この寂しがりな機械を一人にしないでくれ


そう もう
君はいなくて声が軋む
機械は叫んだ
「一人にしないで」


遠く遠く響く歌は
世界中を駆け巡り泣いた
今は亡き人が残してくれてた
最後の歌

遠い遠い未来のこと
泣き虫うたうたいの機械と
手を繋ぎみんなで笑うヒトたちがいる
きっと





解説?解釈?は続きから。



人物について。
まず、歌詞中の「機械」とはミクさんのことと思ってもらっていいです。
同じく、タイトルの「オルゴール」もミクさんのこと。
こちらはオルゴールの広義の意味、自動演奏楽器全般をそう呼ぶ場合から。
また、「主」とはこの時代ではない元のみんな生きていた時代のミクさんのマスター。
とあるどこかのボカロPさんです。
ミクさんはいつもマスターの歌を忠実に歌う、常にマスターの傍にいる子でした。
マスターが常にPCの前にいたとも言います。DTMerですから。

では、物語について。
歌詞中の舞台は現代よりもずっと未来、今いる人々はみんな死んだりなんかして誰もいないみたいです。
代わりに現れた新しい時代の人々は、どうやら毎日争ってばかりで大変っぽい。
愛だの友情だの、そんなものはない。
みんな殺気立ってる世紀末全開ワールド。
当然娯楽文化的なもんもない。
そんなところで、ある日ミクさんがどこぞから発掘なりなんなりされるんですね。
当然ミクさんのマスターはとっくに亡くなってます。
そして人々はミクさんの歌を初めて聴く。
ミクさんの歌には、それを作った豊かな心を持つマスターの気持ちがこもっています。
それに触れて、人々は忘れていた大切なものを知り、思い出していきます。
ベタですね。
そしてある日、ミクさんはかつてマスターが好きな人を想って作った歌を歌います。
自分と常に共にあった亡きマスターへ向けて。
マスターのことを想うと、ミクさんはなんだか胸のあたりがあったかくなるのでした。
でも、歌っていたら涙が出てきた。
ミクさんの傍には、もうマスターはいません。
これまでずっとマスターの歌、マスターの気持ちを歌ってきたミクさんですが、初めてマスターへ向けて歌を歌うことで、ミクさんは同時に初めて自分自身の感情でこう思いました。
「さみしい」と。
ずっと一緒だったマスターはもういなくて、それ以外の同じ時代の自分を知る人々も誰もいなくて。
ミクさんには、さみしさのあまり、ついに自分自身の心、感情が確たるものとして生まれました。
それはもともと持っていたものかもしれませんが、このとき初めて自覚することによって確かなものとなりました。
そのときです。
ミクさんに心が生まれると共に、突然それまで全く知らなかった歌が脳裏に浮かびます。
気が付けばミクさんはその歌を大声で歌っていました。
「さみしい」と訴える歌を、大声で歌っていました。
その歌は、マスターが自分がいなくなってからも一人居続けるミクさんのため、彼女が一人ぼっちでさみしくならないようにと、こっそり残した歌。
ミクさんが本当にさみしいと思ったときに浮かんできて歌えるようにプログラムされた、こっそりマスターが作った、ミクさんのための最後の歌でした。
歌は世界中に響き、人々の心を震わせます。
人々は知りました、「歌う」ことって、こんなにも心震わせるすごいことなのだと。
自分たちにもこんなに震える心があったのだと。
人々はミクさんのもとに集まり、忘れていた「歌う」という行為を一緒にやってみます。
そうしてミクさんはみんなと一緒に楽しく歌い、もうさみしくはなくなりました。
みんなは仲良く楽しく暮らしていきました。
めでたしめでたし。


ハイおしまいです。
どうだったでしょうか、思い浮かべた物語と比べて。
とりあえず僕はこんな物語を思い浮かべて書いてみました。
しかしあれですね、歌詞ならまだなんとかなるんですが、これを文章ではっきり書くとなるとすっごい恥ずかしいですね。
こっぱずかしい。
やはりやるもんではないです、うん。。。

最後に、歌詞は色分けをしてますね。
厳密な区別をしてるわけではないんですが、一応

灰色→モノローグ
青→主の言葉
緑→ミクさんの独白
ピンク→みんなで一緒に兼モノローグ

な感じで大ざっぱに分けてます。
だれだれがこれを言ってる、っていうのではないんですが、雰囲気を感じてもらえれば幸い。

細かい設定なりモチーフなり書き出せばきりがないのでここまでにしますが、どうだったでしょうか。
興味を持ってここを読んだ人が、曲をより楽しめるようになれば嬉しいです。
多くを語らずとも良いのが一番だとは思うんですよね。
こういうことやるのはあまりかっこよくもないと思う。
でも、それもまあいいんじゃないかなって思ったり。
かっこよくなくても別に構わないんで、楽しくやりたいな。
以上です。
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ですよね


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まとめ【「ひとりぼっちのオル】

前作「エア」から1月経たずに出せました、年内はこれが最後になるのかな。【ニコニコ動画】【初音ミクSwe

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